FAS pro 1
「大学生の健康状態に関する実態調査」
近年コロナ禍を経て若者の体力や健康状態の低下が危惧されています。しかし、大学における健康診断項目は非常に少ないため、自分の体を客観的に振り返る機会が少なく、病気の発見が遅れる危険が隠れています。この研究は、通常の健診に加え、追加健診として血液検査・握力・身体組成・呼吸機能検査・骨量測定などで大学生の実態把握を行うとともに、将来の大学健康診断について、あるべき姿を検討する目的があります。令和5年度と6年度の2回で延べ541名の大学生が参加し、貴重なデータが集まりました。治療が必要な疾患の早期発見や早期治療にもつながっています。学生自身も自分の生活習慣を振り返るきっかけになってくれたらと考えています。現在様々な視点でデータ分析を行い、学会や論文で発表しています。
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FAS pro 2
「ジュニアアスリート健診モデルの開発」
18歳までのジュニア選手は、成長と運動によるエネルギー需要の増加に対して、摂取エネルギーが追いつかない場合、相対的なエネルギー不足になりやすいため、男女を問わず貧血や疲労骨折などが多く発生し、また女子選手では無月経など女性特有の健康課題があります。健康面の課題に気づかないまま練習を続けても、心身の不調は改善せず、練習の成果を出すことが難しくなります。できるだけ早期に発見し、日頃から予防対策を行うことが大切です。我々は血液検査を含むアスリート向けの健診が必要と考え、令和5年度から「アスリート健診モデルの開発」に取り組んでいます。ジュニア選手の実態把握をしながら健診方法の検討を行い、結果に応じたアドバイスも行いながら、コンディション改善をサポートしています。令和6年度までの2年間で延べ637名(男性91名を含む)選手が参加されました。令和7年度は、これまでの集団健診の課題を解決するため、医療機関で受けられる個別健診方式を新たに展開しています。ぜひご参加ください。
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FAS pro 3
「女性アスリートの月経にまつわる経験と健康に関する調査」
女性競技者における10〜20歳代の月経に関する問題が、年月を経たあとの健康問題にどう影響するかについては、不明な点が多くあります。そこで私たちは、競技経験のある30歳以上の女性を対象にウェブアンケートを実施しました。これまで500名以上の回答をいただき、現在分析作業を進めているところです。
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ホームページ開設日(2023年9月吉日)